マイホームを買う前に知っておきたい事
住宅ローンとは?
家を買う際に金融機関から受ける融資のことで、金融機関が一括でハウスメーカーや工務店に支払いを行い、立て替えてもらった金額に利子を付けた額を20年や30年という長期にかけて毎月返済していくというのを住宅ローンと呼んでいる。
住宅ローンは金利の少しの違いが大きな差を生むので、マイホーム購入金額のどのぐらいを住宅ローンで補うのか、金利は変動金利か固定金利どちらを選ぶのかをしっかり検討して将来的なマネープランを立てる必要がある。
将来を考えたマネープランが大切
住宅ローンを組むリスクと言えば、高額な借入額(約数千万円)、返済期間が20年〜30年と長期間にわたることが上げられる。また住宅ローンの支払いだけではなく、土地・家屋に掛かる各種の税金や維持費なども必要になってくる。
今までに払っていた賃貸物件の家賃と住宅ローンの返済額を同じにすると、将来的には相当な負担となり、子供の教育費や老後資金の準備ができなくなる可能性もでてくるだろう。
金利で住宅ローンを比較する
2016年から始まったゼロ金利政策の影響もあり、住宅ローンは過去にないほどの超低金利となっている。住宅ローンは長期間の借り入れを行うのでその時の金利ももちろん大切だが、少し長い目で住宅ローンの返済を考えよう。
現在は超低金利であっても20年後も30年後もこの低金利が続くかどうかわからないからだ。
住宅ローンの金利には大きく分けて固定金利と変動金利がある。
固定金利と変動金利の違い
固定金利と変動金利では金利差が大きく異なり、場合によっては変動金利の方が月々の支払いは安く感じる事があるかもしれない。しかし、変動金利はこの先金利が上がると月々の返済額が固定金利よりも上がる場合も有るかもしれない。短期の返済であれば変動金利は得だと言えるが、15年〜20年の長期に渡って住宅ローンを組む場合は固定金利の方が返済の計画が立てやすく安心して返済することができ、返済後半になればある程度元金も減っているので毎月の返済額も減ると言うメリットもある。
住宅ローンの繰り上げ返済
住宅ローンの支払い中に資金に余裕が出来た場合、ローンの返済額を前倒しして支払うことを繰り上げ返済と言う。
この返済はローンの金利部分ではなく元本部分に充てられ、2種類の方法がある。
- 期間短縮型:月々の返済額は変わらず完済までの期間が短くなる
- 返済額軽減型:借入期間はそのままで毎月の負担を軽減する
支払額を大きく減らせるのは「期間短縮型」だが、手持ちの資金を全て繰り上げ返済に回すと突発的な事態に対応できなくなってしまうので注意が必要となる。また、繰上げ返済を検討していても、将来的に今後子供に掛かる出費が増えそうだという場合は、月々の支払額を抑えられる「返済額軽減型」を選んだ方がいいといえる。
知っておこう!住宅ローンの借り換え
現在住宅ローンを借りている今の住居に住み続けながら、より有利な条件の住宅ローンに変更することが住宅ローンの借り換えだ。2016年以降の住宅ローン金利はかなり低い水準で推移しているので、高い固定金利で住宅ローンの借り入れをし、返済を行なっている場合は借り換えをすることによって数百万円の違いが出てくる場合もある。しかし、借り換えには相当な手数料が必要になるので、下記の条件に当てはまる場合には検討する価値があるといえる。
- 住宅ローンの残高が1000万円以上ある。
- 返済期間が10年以上残っている。
- 借り入れ前との金利差が1%以上ある。
なお場合によっては例外もあるので、シミュレーションをして有利な条件になるのか確認する事が大事だ。
住宅ローンは返済期間が長いので、タイミングや金利1%の違いが将来には数百万円の違いが出る可能性もある。すぐに住宅購入の意思がなくても、その時が来て慌てないように今から情報収集しておくことが大切だ。
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